ワインを飲む際、どうしても気になる要素のひとつに温度があります。暖かすぎても冷たすぎてもワインの味は活かされません。
 そこで登場するのがワイン専用温度計。これには通常の温度計や、ボトルに巻いておくタイプなど色々な物があります。しかし、いざ温度を測ってみると、あまりアテにはならない。
 と言うのも、ワイン全体の温度と数字は違うからである。表面や下部、上部は温度が変化しやすく、温度計はその温度を示すが、実際に飲んでみるとその温度ではない。
 さらに、適温ではなくなってから行動しても遅いケースもあるので、実際のところ、温度計よりも頼りになるのは自分の舌や指先という事になってしまいます。
 ワインの温度管理で一番大事なのは、温度そのものより、先を見越した行動なのかも知れませんね。