2009-01-01から1年間の記事一覧

ワインの価格は、それこそピンからキリまであります。確かに、何十万円もするようなワインは例外としても、それなりの品揃えがある酒屋に行けば、ワインの価格は500円から3万円ほどまで、実に大きな幅があります。 では、あなたにとって適正な価格のワイ…

ワインと言うと、色々ないわれがあります。 白ワインは新しく、赤ワインは古いものの方が美味しい。白ワインは冷やして、赤ワインは常温で飲むものだ。コルクが息をしているからワインが熟成する。ワインの瓶は立てて熟成させる。いや、寝かせて熟成される。…

ワインと言うと、ワイン・ボトルに入っている姿を思い浮かべる方が多いと思います。 しかし、現実を見てみると、ガラス瓶以外に入れられているワインは少なくありません。 紙パック、ビニールパック、ペットボトル・・・、確かに、保存性を考えると、ガラス…

さて、新酒の時期です。皆さんは、今年のボージョレー・ヌーヴォーはお飲みになったでしょうか? 毎年毎年、50年だの100年だのに一度の豊作、なんて売り文句をつけ、周囲からは狼少年のような扱いを受けていますが、そもそも新酒は、まだワインになりき…

さて、本年度も新酒「ボージョレ・ヌーヴォー」の時期が近付いてまいりましたが、皆さんの反応はいかがなものでしょうか? とある業者さんとの会話で、ヌーヴォーの予約数が前年度の40%という不景気にも程がある数字を聞かされてしまいましたが、売り上げ…

1998年のワインブーム以降、あるいはそれ以前から、ワインにはどうにも「苦くて渋いもの」というイメージが付きまといます。 それはそれで厄介だったりもしますが、更に困るのは「酸味の強いワイン」のイメージでしょう。 身の回りを見渡せば、レモン、…

ワインと言うと、どうにも難しいイメージが付きまといます。 しかし、はたしてそれは正しいのでしょうか。 例えばスポーツ観戦を楽しむのに、最低限のルール・見所を知らないと見ている意味がありませんが、唐揚げを食べるのに、知識は要りません。無論、ど…

有料無料を問わなければ、ワインの試飲会はそこかしこで行われていたりします。 ただ、せっかくの試飲会を行うのですから、開催する側も招かれる側も、それなりのアイテム数を期待してしまう事でしょう。 ですが実際のところ、ワインの種類が20を越えると…

ワインの試飲会は、探し出すと以外に色々な場所で行われています。 有料のケースもありますが、そのほとんどは無料。行って失うものなど何もありません。機会があればどんどん行くべし、でしょう。 そんな試飲会ですが、気をつけねばならない点があります。 …

「恋に恋する」なんて言葉があるように、人間は事象そのものではなく、事象に焦がれている自分に陶酔する傾向があります。 音楽が好き、と言うよりも、音楽好きを演出している自分が好き、なんて事は誰しも少なからずあるはず。 中でもワインは「ワインが好…

ワインと言うと、どうにも格式ばっているイメージが拭えず、歴史や伝統を重んじる、そんな印象を受けがちです。 しかし、現実はどうかと言うと、意外な事にワインはその時その時の流行に踊らされやすいアルコール飲料だったりします。 例えば、裕福な時代ほ…

ワインは本来飲むものですが、株のような投機価値があったり、コレクション的な扱いもされます。 投機価値としては、最終的に高く売れれば問題ないのでしょう。コレクションとして考えれば、揃え集める事こそが目的になります。 ただし、ワインの味には熟成…

世の中にワインの愛好者は数多くいますが、その愛好者を大分すると、「ワインを飲む人」と「ワインを集める人」の2種類になります。 ワイン本来の目的は、飲むこと。本分を果たすためには、是非とも飲んで頂きたい。それこそがワインの楽しみであると筆者は…

この日本で、幾度となくブームを呼び起こしたワイン。その浸透具合は、実際にどのような状況なのでしょうか。 はたして、ワインという飲み物は、ビールに成り代わる事が可能なほどの日常酒なのでしょうか。 ヨーロッパに於いて、ワインは間違いなく日常酒で…

もしもワイン好きなら、「完璧なワイン」を求めないハズはありません。 しかし、この世の中には、いくら探しても、「完璧なワイン」などないのです。 香りも味もバランスも完璧。熟成も頂点で寝かせる必要もない。値段は安く、入手は簡単。在庫が尽きること…

このワインは、薄すぎる。このワインは、甘すぎる。このワインは、しつこい。数多く存在するワインですが、均整の取れた、バランスの良いワインに当たる確率は高くありません。 その中で、今ひとつ好みに合わないワイン同士を組み合わせる、という形でバラン…

職業上、ワインについての質問を受ける機会が多いのですが、その中でも、トップクラスに多い質問はこれです。 「抜栓したワインは、どれぐらい保つのか?」 ハッキリ言って、答えは非常に難しくなります。理由は、ワインの種類によって、耐久力が違うからに…

安全で、安価にワインを楽しみたい。ワイン好きならば、誰もが思う事でしょう。 では、バーやレストランと同等のサービスを受けつつ、より、安くワインを楽しむ方法はあるでしょうか。 そんな都合の良い話は早々転がっていそうにありません。 しかし、けっし…

ワインに対して支払う金額を変えずに、より多くのワインを楽しむ。そんな都合の良い方法はないものでしょうか。 無論、ない訳ではありません。 それは、ワイン会です。主催しても、何かのワイン会に参加する形でもかまいません。 多くは、おのおのが1本ずつ…

ワイン・バーなどでワインを飲む場合、多くは市価の3倍程度の値付けがされています。 これは、概ねレストランにも言える事ですが、次のようなケースも少なくありません。 市価+2000円。この、2000円の部分は店舗によって少し異なりますが、レスト…

ワインに支払う価格と、それに見合った効果を求める際、どの形が最もお得になるのか。 例えば、ワイン・バーなどでワインを飲む場合、その原価は30%と言われます。無論、例外はいくらでもありましょうが、一般的に、飲食店の原価は3割程度が目安でしょう…

ワインを飲む際、どうしても価格という問題は避けて通れません。 では、どのような飲み方が一番お得なのでしょうか。 勿論、酒屋で買うのが一番低価格。しかし、料理がありません。 逆に、レストランだと料理はあってもワインが高価格。 それぞれメリットと…

ワインを評価する際、それはどのような基準によって判断されているでしょうか? 絶対的評価と相対的評価。単純に味だけで判断出来るのならば、世の中のワイン評論家は苦労しません。 現実的には不可能に近い相談になりますが、ワインの真価を問うには、完全…

アルコールの多くは、寝かせると美味しくなる、と言われます。 一般的に、寝かせるアルコールとして有名なのは、やはりワインとウィスキが代表格でしょう。 両者とも樽で作られ、瓶に詰められますが、この二つには大きな差があります。 ワインは、樽で幼年期…

ワインに合わない料理や食材を紹介してきましたが、今回はその総括です。 これまでの3回を読み返してみると、ワインに合わせにくい食材には、幾つかの法則があると言えるでしょう。 ① 生の食材は合わせにくい。 ② 海産物は避けた方がよい。 ③ 水分を多く含…

ワインとの食い合わせについての話題ですが、ワインに限らず、アルコールを合わせづらい食べ物は幾つか存在します。 その代表格とも言えるのが、「白飯」だと言えるでしょう。 米料理としては、チーズで和えるなり、醤油で炒めるなりする事によって緩和され…

ワインとの相性を語る上では、好みの問題もありますので、中々に意見の一致を見る事は難しい部分があります。 しかし、ワインと「合わない」食材や料理に関する意見は、比較的同意を得られる事が多いように思われます。 では、イカに続く、ワインに合わない…

料理とワインの相性について語るとキリがありません。また、個人の好みもありますので、これが正解という答えもありません。 しかし、議題を「この食材とこのワインが合う」ではなく、「この食材とこのワインが合わない」に変えてみると、もちろん好みの差は…

このところの円高で、そろそろ新輸入商品が少しだけ安くなり始めたワインですが、長期的に見ると、ワインの価格はひたすら右上がりです。 無論、今まで扱われなかった低価格商品の導入などはあります。また、大量輸入による価格の引き下げ、為替の変化に経る…

ワインを飲んでいると、特に赤ワインに多いのですが、瓶の底に「澱」と呼ばれる不可思議なモノが溜まっていたりします。 これはワインが熟成する際に分離して出来る、いわゆる、美味しくなるために切り捨てられた成分です。 中には、コレを飲んでしまうと言…