2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

よく聞く言葉に、「安いワインだからすぐ飲んでしまうし、管理なんて必要ない」とか、「ワインの事は良くわからないし、舌も肥えてないから、管理にこだわらなくてもいいでしょう」といったものがあります。 しかし、これは全くの逆だと言えるでしょう。ゴル…

フランスなどのワインには格付けと呼ばれる、ランク分けがされており、それによって価格帯が決められている部分が無きにしも非ずです。 無論、伝統を重んじるのも、ひとつの正しい形ではあります。 しかし、格付けは変わらずとも、ワイン醸造所の所有者は時…

ワインの原料は主に葡萄です。逆に言うと、この葡萄という果物は徹底してワインにされるべく造られた果物であると言えるでしょう。 生の葡萄を潰して醗酵させるのが一般的ですが、手法としては、凍らせたり、干し葡萄にしたりしてから醗酵させ、ワインにする…

最近は色んなタイプの栓がありますが、ワインの蓋と言えば、コルクが有名です。コルク抜き見つからなくて苦労した事のある人も多いはず。 コルク抜きにも色んな種類がありますが、不思議な事に、コルク抜きが誕生したのは、コルク栓の発明より昔だったと言い…

ワインには色々な種類があります。何しろ、世界中でワインを造っていない国はないと言ったほうが良いほどですから、それこそ星の数ほど。 その分類も、赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインなどに分かれます。 最も広義でとらえるならば、ワインとは「…

ミカンを一箱買ってくれば、中には特に酸っぱいものや、特に甘いものがあったりする事でしょう。 にわかに信じられないでしょうし、あまり信じたくない話なのですが、ワインにもミカンと同じような個体差が存在します。 勿論、ミカンほど大きな差はありませ…

ワインと言うと、どうしても、色々な逸話が付いて回る飲み物です。 しかし、この逸話、一体何処まで信用してよいものでしょう。 有名な「赤ワインは常温で飲む」などというのは、「フランスの室温」から歪んで伝わった典型的なデマですし、ワインの毎年の出…

大砲なんてワインには関係ないようにも思われますが、意外にも、かつては葡萄の栽培に関わっていたのです。 葡萄の新芽が出てくる季節、遅霜が降りると芽が駄目になってしまいます。 そこで、上の暖かい空気と下の冷たい空気をかきまぜるため、空に向かって…

ワインを容れるボトルのサイズにも色々とありますが、通常は750mlを中心とし、375ml、1500ml、3000mlなど。 牛丼のミニ・大盛り・特盛りとは違いますが、ご飯を大量に炊けば炊くほどふっくら仕上がるのと同じで、ワインのボトルも容量が大きいほど、味に深み…

無数にある飲み物と、無数にある食べ物の相性を追求する事は、とんでもない時間と労力が必要となります。 しかし、それは一人の人間が調べた場合の話。 ワインに限らず、飲み物と食べ物の相性は、その土地土地で、今までに培ってきた色々な人の長年の経験に…

* 写真はムール貝です。 ワインと料理の相性と言えば、必ずと言っていいほど例題に挙げられるのが「牡蠣」と「シャブリ(白ワインの銘柄)」です。 果たして、伝統的だとされるこの組み合わせは正しいのでしょうか? ここで問題になってくるのが牡蠣の産地…

「このワインと、この料理が合う」なんて常套句は山ほどありますが、それは事実なのでしょうか。 一般的に言われている、ワインと料理の相性について検証してみましょう。 例えば、牛ロースのステーキと赤ワインです。 「ステーキ肉にはしっかりした味の赤ワ…

ワインと料理の合わせ方には、感性に従うだけでなく、科学的な分析によるものもあります。 平たく言えば、赤ワインの渋みを中和する作用があるのが動物性油脂。つまり、肉料理と赤ワインが合うと言われる起源は科学的な裏付けによるものなのです。 魚介の磯…