2010-01-01から1年間の記事一覧

ここのところ、ワイン用語と言いながら葡萄品種の紹介が続いていましたので、今回は違うものを。 【エチケット】 重要度★★★★ エチケットとは言いますが、礼儀作法のエチケットの意味ではなく、ワイン用語ではボトルに張られているラベルを意味します。 そも…

覚えるべき単語で困るのは、複数の呼び名があったり、国ごとに名前が違ったり、外来語であるため、呼称に微妙な違いがあったりするケースです。 今回のケースは最後でしょうか。 【ガメイ】 重要度★★★ ガメイ、またはガメと呼ばれるのは、葡萄品種のひとつで…

ワイン用語は数多くありますが、ある程度まで覚えると、応用が効くものもあります。 以前紹介した、ノワール(黒)、ブラン(白)等がそれにあたり、葡萄品種の黒葡萄版、白葡萄版を一度に記憶する事が出来ます。 そんな中で紛らわしいのが今回の言葉。 【カ…

名前は知られているけれど、意外に使用頻度が少ない。そんな用語もあるので、重要度の星をいくつにするか迷ってしまいます。 そんな今回のワイン用語は、ピノ・ブラン。 【ピノ・ブラン】 重要度 ★★★ 今までに紹介してきた用語の組み合わせからなる名前です…

この、知っておくべきワイン用語には、一応の基準として、重要度を★5段階で記してあります。「知っておくべき」と言うからには、本来は重要度が4か5であるべきなのですが、今回は初めての2の登場です。 【ピノ・ムニエ】 重要度 ★★ 前回紹介した、シャン…

【シャンパーニュ】 重要度 ★★★★★ シャンパン、ひとむかし前だと、シャンペンと呼ばれていました。 発泡ワインの代名詞とも言えるシャンパン。CHAMPAGNEを仏語読みすると、シャンパーニュです。 正確には、発泡ワインの名前ではなく、その生産地の…

コンピュータ用語と同じく、用語の説明をするために、更なる用語を重ねていかざるを得ないほどに面倒なワイン用語。ここでは、それを可能な限り簡単に説明していこうと思います。 【リースリング】 重要度 ★★★ 白ワイン用の葡萄品種で、主な原産国はドイツ。…

カタカナ、横文字、専門用語。さっぱりわからない上に多すぎる。だからと言って今更聞けないワイン用語の数々を、しらみつぶしに、可能な限りわかりやすく解説していきたいと思います。 【ソーヴィニヨン・ブラン】 重要度 ★★★★ 白ワイン用の葡萄品種で、代…

カタカナが多すぎて、何を言っているのかさっぱりわからないと言われるワイン用語。 今回もその解説を、可能な限り砕き、砕きすぎだと言うぐらいにわかりやすく説明していきたいと思います。 【シャルドネ】 重要度 ★★★★★ 世界で、おそらく最も認知されてい…

ワインに限りませんが、一定以上の語数を持つ専門用語は、専門用語の解説のために専門用語が使用されてしまうため、とにかく近寄りがたい雰囲気を醸し出します。 しかし、どんな道程も一歩から始めるしかありません。使用頻度と重要性の高いものから、コツコ…

知っておくべきワイン用語・ブルゴーニュ

専用の辞書が10センチほどの厚さになるほど、あまりにも多すぎるワイン用語ですが、それなりの会話をするために必要な「知っておくべき用語」は、その1/10以下だろうと思われます。 ここでは、さらにそれを厳選して、1/100以下で解説・要約しまし…

あまりにも多すぎるワイン用語ですが、膨大すぎるために、もはや何が重要で、何が一般的に通じるのか、その判別がつく人は少ないでしょう。 そんな訳で、「それぐらいは知ってるよ」という声が聞こえても関係ナシに、とにかく「よく使われるワイン用語」を解…

ワインの話はさっぱりわからない、と言う人は多いと思います。どうにも高すぎるワインの敷居。そのひとつの原因は専門用語の多さでしょう。 その中でも重要度の高いものからひとつずつ解説していきたいと思います。 【ピノ・ノワール】 重要度★★★★★ 前回のカ…

ワイン好きと話していると、否応なしにワイン用語を使わざるを得ません。 個人的には、専門用語は極力使わないようにしたいと思っていますが、ワインにはそもそも醸造学というものも絡んできますし、対応する日本語がない場合も少なくありません。 そこで、…

味(甘み、酸味、苦味など)、香り、色、ブランド、値段と、ワインを構成する要素は色々ありますが、個人的に重要視するのは、それらのバランスです。 小さくても大きくても、そのダイヤグラムが整っていれば、けっして悪いワインではないと言う事でしょう。…

ワインには、時間と共に旨味が増す「熟成」があります。この熟成のピークにさえ出会えれば、ほとんどのワインは値段に関係なく、素晴らしい味を提供してくれることでしょう。 しかし残念な事に、ほとんどの、それも9割以上のワインはこの熟成のピークを迎え…

カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、ソーヴィニヨン・ブラン、とカタカナを並べてみましたが、ワインに明るくない人には、何の事だかさっぱりわからないと思います。 上記の3つは全てワイン用の葡萄品種なのですが、英語と違いますから、意味も不…

一般的なイメージでは、ワインはまだまだ高いと言う認識が強く残っています。しかし、現実を見てみるとコンビニエンスストアでも千円を切るワインが並べられており、居酒屋でも1杯500円程度のワインがメニューに載っています。 特に、チリワインに代表さ…

ワインと言うと、どうにも「難しい」「知識がないと飲めない」といったイメージが付きまといます。 では一体、何をクリアすればワインを素直に楽しめるようになるのでしょう? ワインに関する事柄は、葡萄の品種、ワインの銘柄、生産地、生産者、醸造方法、…

ワインの原料は葡萄であり、葡萄は土地により育まれます。 このため、ワインこそは天の恵み、といった言葉をそこかしこで耳にする事でしょう。 葡萄は、穀物よりも天候や土地の影響を受けやすい果実です。ですからこそ、こういった言葉が横行する訳で、それ…

よく、TVや活字などでは、ワインの香りや味を色々なものに例えています。 しかし、この行為は正しいのでしょうか。 無論、味を分析し、再現する料理人などの例外はありますが、普段の食生活の中で、口にするものをわざわざ「他の飲食物に例える」という面…

昨年度は、TVコマーシャルの効果がてきめんに出たようで、ハイボール(ウィスキのソーダ割り)が注目され、ウィスキが飛ぶように売れました。 ハイボールとは、広義で言えばスピリッツなどのアルコールを炭酸飲料などで割ったものを示しており、同じく不況…

ワインに礼儀を求められる事は多々ありますが、今回は作法ではなく、ラベルのお話。ワインラベルはエチケットと呼ばれます。 ワインを飲み始めると、ついついラベルをコレクションしてしまいたくなる衝動に駆られます。 しかし、ラベルを剥がすと言う行為は…

それぞれの人にとって、ワインとは一体どんな飲み物でしょうか。 ポジティヴなイメージを持っている人はそれでいいのですが、少なからずネガティヴなイメージを抱いている人がいる事かと思います。 しかし、少し考えて見てください。映画にしろ、音楽にしろ…

世間では「ワインは、飲めばなくなる」と言われており、そして、それ自体は事実です。 そんな、飲んでしまえばなくなるものに、数千円。ましてや数万円など支払う気は起きない。そういう意見を、少なからず耳にします。 もちろん、価値観なんて人それぞれで…

世の中に数あるワイン。今回はその中でも、白ワインがテーマ。 白ワインは大分すると、3種類の葡萄品種に分かれます。 葡萄品種は星の数ほどありますが、まず覚えていただきたいのが、以下の三つ。 ひとつがソーヴィニヨン・ブラン。フランスを代表する産地…

世の中に数あるワイン。今回はその中でも、赤ワインがテーマ。 赤ワインは大分すると、3種類のタイプに分かれます。 ワインと言えばやはりフランス。ほとんどの赤ワインは、フランスの3地方のタイプに分類されます。 ひとつがボルドー・タイプ。渋み、苦味…

世の中には星の数ほどのワインがあり、あなたにとって、どんなワインがおいしいと感じられるのかはわかりません。 ですが、より多くの人が、より好印象を持つであろうワインの予測は可能です。 それと言うのも、ワインを試飲する際、基本的には複数、それも…

料理とワインの相性、という言葉をよく耳にします。それほどに、ワインと料理には密接な関係があるという事でしょう。しかし、まったく逆の見方も出来ます。 つまり、「料理とワインが合わせにくい」からこその言葉と捉える事も出来ます。 合う・合わないに…

ちょうど冬季オリンピックの時期ですが、オリンピックといえば金メダル、辛くも優勝を逃した銀メダルのイメージがある事でしょう。しかし銅メダルと言うと、どうにも「金・銀に劣るもの」というイメージが拭えません。 冷静に考えれば、世界中で3番の位置に…