2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ワインには様々な葡萄をブレンドするタイプ。また、単一品種を発酵させるタイプがあります。前者はボルドー地方、後者はブルゴーニュ地方などに代表されます。 前者ですが、法律では完成したワイン同士をブレンドする事は禁じられている場合がほとんど。 し…

ワインは、その外見から味や状態を判断する事が難しい飲み物です。無論、多くの知識や経験から、ハズレを引く確率を下げる事は可能です。 しかし同時に、より多くの知識や経験を持ってしても、完全にハズレを避ける事は不可能だと言えるでしょう。 ですが、…

不況・不景気が叫ばれる昨今の日本経済。そんな中、景気回復の光明とも言える「円高」が訪れました。 この円高を手放しに喜んでいいかどうかはわかりませんが、少なくとも、主力商品を海外から輸入する事しか出来ないワインにとって、円高はかなり重要なファ…

今年もボージョレー・ヌーヴォーが解禁されました。ニュース記事に悪評は書かれませんが、フランスからの情報によりますと、今年の天候は最悪で、収穫量も低下しているとの事。近年では最悪の年だというコメントを頂きました。 実際に飲んでみましたが、確か…

飲んだワインに対する感想として、多くこぼしがちなのが苦言です。 支払った金額に対し、より多くを求めてしまうのは人間ですから、仕方ないかも知れません。 しかし、世の中に「完璧なワイン」など存在しないのです。少なくとも、万人にとって「完璧なワイ…

ワインに少なからず存在する「ハズレ」ですが、このハズレにも色々と種類がある事はご存知でしょうか。 まず、「ブショネ」と呼ばれるカビがワインを浸食する現象。これは製造段階でのトラブルですから、防ぐ手立ては殆どありません。 次に「熱劣化」ですが…

ワインには、「ブショネ」と呼ばれる「ワインにカビが浸食する現象」が少なからず存在し、その確率は全体の2%程になると言われています。 100本のうちの2本ですから少ない気もしますが、毎日毎食食べている食品に換算し直すと、製品としては多すぎる不…

ワインは不安定な飲み物であるため、どうしてもリスクが付きまといます。 そのリスクを回避する手立てをひとつ挙げると、容量が大きいものを買う事でしょう。 舌切り雀の逸話がある日本人には馴染めないかも知れませんが、ハーフボトル(半分)よりも、フル…

生食用の葡萄は食べると、甘くて美味しい。そして、生食用の葡萄で作ったワインの多くは、フルーティーで葡萄ジュースのようである。 つまり、渋くて苦いワイン。そのワイン用に作られた葡萄を食べても、渋いし苦いし、美味しくない。・・・逆算すると、そう…

前回は、グラス単位での純粋なアルコール摂取量を比べてみましたが、今回はボトル換算にしてみましょう。 ジョッキでは強かったビール(中瓶)の場合、500×5%で25ml。大瓶でも31.65mlにしかなりません。 一方、軽かったはずのワインが、75…

お酒は端的に言って、アルコールで、主に酔っぱらうためのものです。そんなお酒を語る上で、酔うか酔わないか、あるいはアルコール度数など、避けて通れない内容だと言えるでしょう。 世間ではよく、「○○は酔う」あるいは「酔わない」と言います。無論、好み…

ワインにとっての最高のパートナーと言えば、やはりチーズがあげられます。 日本人で言うなら、お茶と漬け物の組み合わせですね。 つまり、大雑把なカテゴリでくくるなら、間違いなく素晴らしい相性ですが、これを小さく分類してみましょう。 お茶にも緑茶や…

年代物のワイン、良いヴィンテージのワイン、長年寝かせたワイン・・・、色々な呼び方があり、「古いワイン」=「高価なワイン」=「良いワイン」=「美味しいワイン」というイメージが付きまといます。 しかし、これは明らかに別のものと考えてください。 …

某有名評論家が付けた90点のワインがふたつあるとしましょう。同じ90点のワインです。 果たしてこれは同等の価値でしょうか? おそらく答はNOです。 顕著な例だと、3000円で90点のワインと、30000円で90点のワイン。このふたつでは、あき…

高名な評論家が付けた、90点のワインがふたつあるとします。いわば同点の、90点ワインと90点ワイン。 それは果たして、同じ味なのでしょうか? 勿論、同じ訳はありません。 あなたのテスト成績が、クラスメイトと同じだったとしても、同じ箇所を間違え…

ワインを区別する際、どうしても混同しがちなふたつがあります。 それは、「好みのワイン」と「美味しいワイン」です。 安かろうと低品質であろうと傷んでいようと、とにかく好みに合う以上、それは事実上、あなたにとって美味しいワインなのです。 一方の美…

外見だけでも判断に迷うワイン。味ならば、美味しい・不味いで判断できそうなのに、なかなかどうして、一筋縄では行きません。 例えば、「美味しいワイン」と「ポテンシャルの高いワイン」のふたつ。 前者は、間違いなく、飲んで美味しいと感じたワインなの…

世間では、ワインの高い安い、おいしいまずい、好みかそうでないかについて色々と論議されています。しかし、ワインの性質そのものに誤解があるため、どうしても混同されがちな部分が残ります。 例えば、「まずいワイン」と「傷んだワイン」。前者は単純に味…

デアルコール(dealcohol)と聞くと耳慣れないかも知れませんが、アルコール分を除去した、という意味なので、ノンアルコールワインという方がわかりやすいでしょう。 正確には0%ではなく、0.1%程度のアルコールを含みますが、限りなくジュースに近い…

ワインの種類は数多く、ラベルから、その味を判別する事は困難と言えます。しかし、そのボトル外見から得られる情報は、決して少なくありません。 例えば、瓶そのものです。 瓶はワインを保存する上において、温度変化や光からワインを守る数少ない防護壁。…

ワインの、その中身の良し悪しを外見で判断する事は困難でしょう。しかし、その外見から得られる情報は少なからずあります。 例えば、キャップシール周辺などに噴きこぼれの形跡がある場合。これは、熱劣化によってワインが噴出した可能性が高くなります。な…

ワインを取りまくアイテムの中で、地味ながら、とても強力な助っ人を紹介しましょう。 それは、トーション(布)です。 ワインは知らず知らずのうちにこぼれたりする事があります。リキュールほどの糖分やスピリッツほどのアルコール度数もありませんから、…

ワインを飲む際、どうしても気になる要素のひとつに温度があります。暖かすぎても冷たすぎてもワインの味は活かされません。 そこで登場するのがワイン専用温度計。これには通常の温度計や、ボトルに巻いておくタイプなど色々な物があります。しかし、いざ温…