2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

→ → 意外と簡単。 もし、ワインとボトルと中身が別物だとしたら? どんな世界でも、贋作商売はお金になり得るのでしょう。ワインにもフェイク・ボトルと呼ばれる偽物が存在します。 偽物でも本物でも、飲んでわからなければ問題ないし、証拠も残らないように…

漫画や映画などに出てくる天才ソムリエは、持って生まれた天才的な舌と鼻でワインの銘柄をズバリ言い当てます。 ワイン好きにはあこがれのシチュエーションでしょう。しかし、これは果たして本当に可能な事なのでしょうか。 味覚と嗅覚は、ワインの銘柄を言…

ワインの味がグラスで変化する、と言われますが、これは果たして本当なのでしょうか? 結論から言えば本当です。しかし、これはワインだけが持つ機微ではなく、あらゆる飲み物や食べ物に当てはまることだと言えます。 例えば、お皿にも色々な形があり、平皿…

ワインとは、一体、何円であれば妥当な飲み物なのでしょうか。 これは、人によって全く違う答えが返ってくる事でしょう。 勿論、ワインの質や評判や希少価値によって価格は変動します。市場原理で言えば、当然の結果ですね。 市場では、未だに高級ワインを求…

ワインというと、どうしても「シャトー・○○○○」のような名前を思い浮かべる人は少なくないでしょう。 シャトーとは、フランス語で「お城」を意味しますから、何だかとても高級そうなイメージが付いて回ります。 しかし、このシャトーとは、実のところ「ワイ…

ワインに使用される葡萄の品種は数万に及ぶと言われていますが、大半は安定して作ることが可能なメジャー品種に限られます。 同じ葡萄品種が使われていると言う事は、ワインにしても似たような味がするのでしょうか? ですが、意外にもそうではありません。 …

ワインには色々な、それこそ誰もが知っている有名どころから、あまり知られない銘柄までがあり、その数は星ほどもあります。 そんな中から美味しいワインを名前で選ぶ事は可能でしょうか? 可能とは言いませんが、ランダムに選ぶよりは、少しだけ無難な選出…

& 世間では、アメリカ人の味覚はどうにも軽んじられる傾向があります。 確かに、アメリカ料理というものは存在が希薄ですし、代表と言えばハンバーガーとコーラでしょうか。 また、アメリカのワインもプレミア価値がついて高騰こそするものの、アメリカ・ワ…

よく世間ではワインと料理の相性について論議されます。そして、レストランでは、料理と同等程度の価格のワインを注文するのが常識というように言われます。しかし、はたして本当にそうでしょうか? 高級で香り高いワインほど、ワインそのものを楽しむための…

ワインと言うと、どうしても話題に上がりやすいのが料理との相性。 実際、お酒と料理を合わせる楽しみはワインに限りません。 しかし、どうでしょう。赤ワインの完成度が高い物になればなるほど、合わせられる料理は少なくなってしまいます。 色々なシェフら…

最近流行しているワイン用語に、「ビオディナミ」と呼ばれるものがあります。 フランス語読みしていますが、英語読みにすると「バイオ・ダイナミック」 つまり、日本語で言えば有機栽培という事ですね。 現実問題として、有機栽培だからワインがおいしいとか…

「赤ワインは室温で飲む」などと言いますが、現実は室温で飲んで美味しいワインばかりではありません。 むしろ、この日本の夏だったりすると、冷やして飲んだ方が美味しいワインの方が多いと言った方が正しいでしょう。 実質、ヨーロッパでも「酔ってきたか…

葡萄品種にも色々ありますが、「名は体を表す」とばかりに、特色や産地を示すものや、そうでないものが沢山あります。 例えば、ドイツの品種「ヴァイス・ブルグンダー」は、ヴァイスが白で、ブルグンダーがブルゴーニュ地方を意味します。つまり、ブルゴーニ…

ワインの原料となる葡萄。その種類は10万品種以上とも言われており、正確な数字を把握している人間はいません。 分化と絶滅を繰り返しているため、調査が不可能に近いためです。 また、土地によって、同じ品種でも呼び名が違うことがあり、余計に混乱を招…

葡萄から作られるワイン。つまり、葡萄品種とワインの関係は切っても切れない縁と言えます。 しかし、この葡萄品種は世界で実に10万品種以上あると言われており、薔薇と同様に、常に同じ種を生まないという特性を持っています。 A品種から採取された種が…

ワイン好きを自称する人の多くは、同時に美食家でもあったりします。 美食家としては、ジャンクフードの代表格であるハンバーガーに対して、今ひとつ好ましい感情を抱きません。 しかし、冷静に考えてみてください。パン、ハンバーグ、ソース、チーズ、ピク…

以前にも書きましたが、ワインが漫画などに紹介される背景には、何らかの形で商社が関わっているケースがあります。 例えば、ある銘柄は2千円以下という安価で考えると、とてもコストパフォーマンスの高い美味しさ。 しかし、これがもしも、値上がりを前提…

ワイン漫画で紹介されている色々なワインの銘柄は、果たして本当に美味しいのでしょうか? 無論、わざわざ不味い銘柄を紹介する事もないでしょうから、おいしいこと自体は事実でしょう。 しかし、それはどの程度美味しいのでしょうか。その辺りを検証してみ…

料理漫画ブームが一段落したのか、近頃は、ワインを題材にした漫画が連載され、人気を博していたりします。 あまり脚光を浴びる事のないワイン業界に、スポットが当たること自体は喜ばしい出来事でしょう。 しかし、ワインを扱っている側の人間からすると、…

先日、某有名ワイン評論家が、関係者から暴露本を出されるという事件がありました。 内容は「ワイナリーから接待を受け、飲んでもいないワインに高得点を付けた」などという物です。 この暴露本のすべてが真実だとは思いませんが、すべてが虚偽であるとも思…

ワインのプレゼントをしたいと思うけれど、一体何を送ればいいのか? まず、赤ワインがいいのか、白ワインがいいのか、そこで悩みそうな訳ですが、実の所、一番外しにくいのはシャンパンです。 赤や白ではワインのバリエーションが広く、相手の好みと大きく…

「ワインが好き」と言う人に、ワインのプレゼントを送ろうと思いましたが、何を送っていいものやら、変な物を送ってしまわないか? 色々考え込んでしまうケースは多いようです。 送る側の気持ちを考えれば、何でも嬉しく受け取るものですが、どうせなら品物…

お酒とは不思議なもので、それだけで完成品なのに、何かを足す(割る)事によって、より楽しみの幅が広がったりします。 しかし、ワイン愛好者の中では何故か、ワインを何かで割る事は多く邪道とされ、あまり好まれません。 勿論のこと、芸術的と言える味の…

日本では、何かがブームになった後、いったんそれが廃れてしまうと、廃れっぱなしになってしまう傾向があります。 娯楽で言えば、ビリヤード・ブーム、ボーリング・ブーム、お酒で言えば、日本酒ブーム、焼酎ブーム・・・。 95年頃から三年ほど続いたワイ…

95年頃から約3年ほど、健康ブームと併せて、未曾有の赤ワイン・ブームがありました。流動の早い近年においては、3年というブームはかなり長期だったと言えるでしょう。 これ以前のワイン・ブームはバブル期のボージョレー・ヌーヴォー、更に遡ると、ドイ…

料理とワインの相性についての議論は絶えませんが、発想を逆にしてみてはいかがでしょうか? どのワインと、どの料理が合うか、ではなく、どのワインとどの料理が合わないかを考えてみるのです。 日本人はあまり、料理と飲み物の組み合わせについて考えるの…

どういう風に利用していいのか、どうしても尻込みしてしまいがちなワイン・バー。 その有効活用方法、三つめの紹介です。 それは、3人以上のグループでの利用です。 ワイン一本を注文するのは、好みじゃなかった時のリスクがあまりにも大きいし、色んな味を…

行ってみたいけど、どんな風に利用して良いのかわかりづらい、と言われがちなワイン・バー。 では、どのように使うのが効果的なのか、ふたつめの紹介です。 それは、沢山の種類を飲んでみること。 グラスワイン換算だと、どうしても割高感があるのは否めませ…

ウィスキのシングル・モルトを酒屋で購入しようとすると、あっと言う間に数万円が財布から消えていきます。 しかし、モルト・バーに行けば、1万円以下で1ショットが楽しめる。つまり、味を見てみたいという人にはバーが最適。 ところが、ワインとなると、…

* 写真はリモンチェッロなので、ワインとは関係ありません。 ワインという飲み物のアイデンティティは、「果実の醸造酒である」事でしょう。 しかし、これにソックリでありながらも、ワインではないワインも存在します。 ヴァン・ド・リクールと呼ばれるもの…