ワインの原料は、葡萄酒の名の通り、葡萄です。
 ですが単純に「葡萄」とは言っても、種類があり。白葡萄、黒葡萄、また、生食用、ワイン用と数にして数百種類。
 一般的に名前の知られている所では「カベルネ・ソーヴィニヨン」「メルロー」「ピノ・ノワール」などが、それにあたります。
 よく、ワインを勉強していく上で、葡萄品種の個性を知ることが大切だ、などと言われ、ある意味、それは正しいと言えるでしょう。
 日本人は肌が黄色い、髪が黒いと言ったものです。
 しかし、同じ日本人でも個性はありますし、外見も違います。また、海外生活が長いと、生活習慣も変わります。
 同様に葡萄品種でも、土壌や天候によって、出来ばえは違ってきますし、ワインになると、親(作り手)の性格にも影響されます。
 ですからどうか、葡萄自身の個性にとらわれず、その時、目の前にあるワインの個性を知ってあげて欲しいのです。