ワインって?

一般的なイメージでは、ワインはまだまだ高いと言う認識が強く残っています。しかし、現実を見てみるとコンビニエンスストアでも千円を切るワインが並べられており、居酒屋でも1杯500円程度のワインがメニューに載っています。 特に、チリワインに代表さ…

ワインと言うと、どうにも「難しい」「知識がないと飲めない」といったイメージが付きまといます。 では一体、何をクリアすればワインを素直に楽しめるようになるのでしょう? ワインに関する事柄は、葡萄の品種、ワインの銘柄、生産地、生産者、醸造方法、…

それぞれの人にとって、ワインとは一体どんな飲み物でしょうか。 ポジティヴなイメージを持っている人はそれでいいのですが、少なからずネガティヴなイメージを抱いている人がいる事かと思います。 しかし、少し考えて見てください。映画にしろ、音楽にしろ…

飲んだワインに対する感想として、多くこぼしがちなのが苦言です。 支払った金額に対し、より多くを求めてしまうのは人間ですから、仕方ないかも知れません。 しかし、世の中に「完璧なワイン」など存在しないのです。少なくとも、万人にとって「完璧なワイ…

ワインには、「ブショネ」と呼ばれる「ワインにカビが浸食する現象」が少なからず存在し、その確率は全体の2%程になると言われています。 100本のうちの2本ですから少ない気もしますが、毎日毎食食べている食品に換算し直すと、製品としては多すぎる不…

ワインは果実から作られているものですから、その性質はおのずと似てきます。 ただ、ワインは同時に保存食でもありますので、似ているとは言え、その時間経過は何十倍にも引き伸ばされます。 寝かせておけば熟成して美味しくなり、寝かせすぎると腐る。ぶつ…

ワインと言えば「葡萄酒」の事になりますが、広義で言えば「果実酒」の事。正確に言うと、果実の醸造酒です。 アルコール度数が高く、保存に向く蒸留酒と違い、醸造酒は傷みやすいのが欠点。特に果実となると尚更です。 ところで、ワインはよく「熟成する」…

よく言われるように、ワインは年を経るごとに熟成します。しかし、ワインの熟成は永遠に続くものではなく、人と同じように歳を重ね、成長し、いずれピークを迎えた後は、次第に枯れていく事を避けられません。 また、ワインは抜栓すると「開花する」(香や味…

赤ワインを飲む際、敵にも味方にもなるのが「苦味」や「渋み」の要素です。 本来、人間にとって「苦い」や「渋い」は毒だったり、熟していない事を示すための味覚ですから、口に含むことは極力避けられるべきもの。 しかし、人間が飽食になるにつれ、次第に…

この世の中には、何十万銘柄ものワインが存在している。 それが毎年毎年生産され続け、刻一刻と味を変え、また、瓶ごとの個体差も少なからず存在する訳です。 つまり人間がどれだけ頑張っても、ワインを極めることは絶対的に不可能。地域を相当に限定しても…

* 写真はリモンチェッロなので、ワインとは関係ありません。 ワインという飲み物のアイデンティティは、「果実の醸造酒である」事でしょう。 しかし、これにソックリでありながらも、ワインではないワインも存在します。 ヴァン・ド・リクールと呼ばれるもの…

ワインの主成分が何であるか、わかる人がほとんどだと思います。勿論のこと、ワインの主成分は葡萄。他にも色々な要素が混じって、初めてワインになりますが、基本はこの葡萄だけ。 では、製品となったワインを、値段で換算し直した場合、主となるパーセンテ…

よく受ける質問に、「白ワインと赤ワインのどちらが美味しいのですか?」というものがあります。 とても難しい質問ですが、個人的には、白ワインと赤ワインはそれぞれまったく別の味わいを楽しむものだと思います。 ですから、赤ワインと白ワインのどちらが…

「ワインはとてもナチュラルな飲み物である」と、よく言われます。 確かにワインは、葡萄が醗酵さえすれば出来上がるアルコールであるため、ビールや日本酒ほどには製造工程が多くありません。 故に、葡萄の個性が問われたり、ナチュラル思考が強い飲み物で…

ワインの原料は主に葡萄です。逆に言うと、この葡萄という果物は徹底してワインにされるべく造られた果物であると言えるでしょう。 生の葡萄を潰して醗酵させるのが一般的ですが、手法としては、凍らせたり、干し葡萄にしたりしてから醗酵させ、ワインにする…

ワインには色々な種類があります。何しろ、世界中でワインを造っていない国はないと言ったほうが良いほどですから、それこそ星の数ほど。 その分類も、赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインなどに分かれます。 最も広義でとらえるならば、ワインとは「…

「ワイン」とは何か? ワインの生産地・生産年度の保証とは? このワインは安全なのか? それらの問いに一応ながら答えるのが、ワイン法。 ワインに限らず、法律は人間が作ったものなので抜け目は山ほどあり、守らない人も沢山いますが、各国・各地方に制定…

ワインと言うと、とにかく「難しいもの」と言うイメージが付きまとい、消費者からは敬遠されがち。 逆にビールは、深く考えずに飲める「楽なお酒」として親しまれています。 ワイン関係者としてはビールが羨ましい限りですが、ビール関係者にしてみれば、「…

その年の葡萄の出来や天候について色々と論議される新酒の時期がやってきました。 確かに、天候が良いに越した事はない、というのは事実ですが、例えば2003年のヨーロッパは異常気象と言われるほどに暑かったようです。これは葡萄にとって良かったとされ…

「外れないワイン」の選び方を尋ねられる事は少なくありません。「外れにくいワイン」の選び方なら、知識、経験、銘柄、金銭などで補う事も出来ますが、結論から言うと、「外れないワイン選び」なんてものはありません。 おいしいと思った銘柄を続けて買って…

葡萄は世界中に、約10万品種あると言われ、種をまくと違う品種になったり、枝から別の品種が生えたりと、分化の激しい種です。 ワインになるのは、主にヨーロッパ系葡萄とされ、食用はアメリカ系葡萄。さらには、接木の台木用葡萄や、どれにも適さない山葡…

ワインは、年とともに熟成します。そして、ピークを過ぎると枯れて行きます。一般的に、古いワインは良い、などと言われますが、これはワインによって千差万別。 ピークの時に飲んであげるのが、一番良い出会いです。 このピークを見定めるのがとても難しい…

皆さんはワインを、どんなお酒だと思っていますか? 高い、難しい、近寄りがたい、そんなイメージを持つ人が大半ではないかと思います。 でもワインは、けっして、そんなに難しい顔をして飲むお酒ではないはずです。 ちょっとだけ、この質問にお付き合い願え…

さて、いざワインを飲むとなると、どうしても考え込んでしまう、ややこしい「銘柄」について。 皆さんは、「お茶の産地」をどれだけ知っていますか? お茶に使用される木の「品種」をいくつ言えますか? 最高級のお茶の「銘柄」をご存知ですか? ほとんどの…

近頃の日本では、ワインを飲む際、ワインについて語らなければならないような風潮があります。 実はこれこそが、一番厄介な誤解ではないでしょうか? 勿論、語る事が悪い訳ではありません。ですが皆さんは、ビールを飲んで、一体何分間、ビールの話をします…

ワインを難しく考えないためのひとつの手段として、ワインを普段飲むお茶に置き換えて見て下さい。 実際、ヨーロッパじゃお茶みたいな物です。毎日のように飲む、緑茶、玄米茶、麦茶や烏龍茶。 勿論、コーヒー党や紅茶党の人もいるでしょう。 ワインも同様に…

よく「ワインを勉強したいんですけど、どうすればいいか」と言う質問を耳にします。 同じく「ワインってよく解らないんです」と言う言葉も耳にします。 あなたがもし、ワインにまつわる仕事に就くつもりがなく、ただ「美味しいワインを飲みたい」のなら、何…

ワインを飲む際に、何か一言語らなければならないような風潮が、現在の日本にはあります。 抽象的で不明瞭な言葉に始まって、重いだの軽いだの、香りが何だとか、色々言う方もいますけれど、コーヒーやビールを飲む際、同じような表現を使っている場面に出会…

ワインの値段は千差万別。500円玉一枚で買える物から、何十万円する物まで、色々とあります。 よく、高級ワインに対して、「あんな大金を払う価値はない」という言葉を耳にしますが、はたしてそうでしょうか? 車にしても、時計にしても、服にしても、全…

ワインを楽しめる事が出来るなら、何一つ勉強する事はない、と以前にも言いました。 ですがもし、あなたが「ソムリエ」や「ワイン・アドバイザー」などの、ワインに携わる職業に就こうと言うのなら、話は別です。当然、知識は必要になります。 しかし、勘違…