ワインを作っている国は沢山ありますが、その味は様々。
 土地や葡萄の品種が味の違いに繋がる事は明白ですが、それだけでなく、国民性も大きく関与するようです。
 例えばイタリアやスペインは、気候と土地が良いのですが、ドイツやフランスに比べると、国民性がいささかラテン系ですので、繊細なワインを作る事に向きません。
 逆にドイツ人は生真面目ですが、気候が悪すぎるため、力強いワインが造れないようです。
 そう考えると、世界的に評価されているフランスが、一番、人間と気候のバランスが取れているのかも知れません。
 また、アフリカはヨーロッパのテイストが強いようですし、チリやアルゼンチンはアメリカ色が強いようです。
 日本では、ワインよりも食用葡萄が好きな日本人が作る訳ですから、国産ワインが美味しくなる日は、なかなか訪れないかも知れませんね。