昨今、牛肉や鶏肉のラベルを偽称している事件が取りあげられていますが、ワインでも、同様の事件があります。
 ラベルだけ高級ワインで、中身はテーブルワインと言う、悪質な犯罪。あるいは、ワインの作り手が行なう不正行為。葡萄以外の果実や酸、糖分の補給など、土地や国によって違いますが、法律で禁じられています。しかし、そういった不正行為が是か非かは、とても難しい問題だと言えるでしょう。
 作り手が法律を破った事実は、誉められるべき行為ではなく、実際に、不凍液などが混入されていた事件もありましたし、「おいしくする」ためでなく「金儲け」のために法律を犯す例も、多く見ます。
 ですが、私個人としては、最終的に「安全」で「うまい」ワインが「安く」提供されるなら、法律は重要ではないと思うからです。
 また、ラベル表記は「安全」と「品質」の保証であって、「味」の保証ではない事を、我々消費者はしっかりと認識すべきではないでしょうか。