よく、ワインの会話の中で、「シャトー物」という言葉を耳にします。
 シャトーは、仏語で「城」の意味を持ちますが、「シャトー物」の宝庫であるボルドー地方では、主に「葡萄畑を持ったワイン醸造所」の事を指すので、「城」と呼べるほど大層な建物は少ないようです。
 法定では、葡萄畑に隣接していて、醸造・熟成、瓶詰・保管が出来る設備を持っている事などが条件ですから「シャトー物」だから高級だ、という観念は捨てたほうが良いかも知れません。