ワインを区別する際、どうしても混同しがちなふたつがあります。
 それは、「好みのワイン」と「美味しいワイン」です。
 安かろうと低品質であろうと傷んでいようと、とにかく好みに合う以上、それは事実上、あなたにとって美味しいワインなのです。
 一方の美味しいワインはどうでしょう。こちらは、明らかにあなたの好みに合わない。しかしそれでも、美味しいと感じてしまうのです。
 無論、この二つが合致している事もあります。
 例えれば、「ものすごく面白い」けれど、「絵が好みではない」漫画という所でしょうか。
 読み終わった後に、好みの絵に変わっているなら、なお良いかも知れませんね。