お酒は端的に言って、アルコールで、主に酔っぱらうためのものです。そんなお酒を語る上で、酔うか酔わないか、あるいはアルコール度数など、避けて通れない内容だと言えるでしょう。
 世間ではよく、「○○は酔う」あるいは「酔わない」と言います。無論、好みや体質などもあるでしょうが、純粋にアルコールの高さを比べてみましょう。数字だけを並べれば、ウオツカやジンなど、スピリッツが高い事になりますが、ここに罠が仕掛けられています。
 確かにアルコール度数は40%を超えますが、ワンショットの量は45ml。つまり、純粋なアルコール摂取量は18mlなのです。
 同じ計算だと、日本酒が1合180mlで、15.5%。つまり27.9ml。ビールがジョッキ1杯500mlの5%で25ml。
 これらに比べ、ワインはグラス1杯(ボトルから8杯取り)90mlの12.5%ですから、わずか11.25mlという計算になります。かなり多く注ぐ場合(ボトルから6杯取り)でも150mlの15ml。
 体質や好み、飲み方を別にすれば、ワインは最も酔いにくいお酒という事になります。
 良く言い換えれば次の日が楽。悪く言えば、コストパフォーマンスの低いお酒という事でしょうか。