ワインと言うと、天然のブドウから、特別な加工無しに造られる、非常にナチュラルなイメージがある事でしょう。
 しかし、厳しい規制の下とは言え、酸化防止剤が使用されていますし、そのキャップシールには未だ、近年毒性が指摘される鉛が用いられています。
 また、コルクも乱獲による減少が叫ばれています。
 もちろん、近年はキャップシールもプラスティック製に移行しつつありますし、コルクも合成銃声に移行しつつありますので、対策が取られていない訳ではありません。
 ただ、使用するガラス瓶は、規格があまりに多く、現在はほとんど再使用が出来ない状態にあります。
 無論、瓶のデザインもワインの個性のひとつですし、保存性や価格にも影響しますから、味気ない統一規格を手放しに指示も出来ません。
 エコロジーやリサイクルという考えに賛同するかどうかは別の話になりますが、この先も、ワインが支持され続けていくためには、やはり避けて通れない道なのではないでしょうか。