ワインを保存する際、そのボトルの置き方が時折論議されます。
 ひとつは、立てて置く方法。ふたつめが寝かせておく方法。
 どちらが正しいのか、両方の言い分を聞いてみましょう。
 立てて置く派は、澱が下に蓄積され、ワインが澄むというメリット。寝かせて置く派は、コルクが乾燥してしまうというデメリットを指摘しています。
 ちなみに、立てて置くとコルクが乾燥するというのはほぼ迷信です。そんな簡単に乾燥するようなら、ボトルの中のワインはあっという間に揮発してしまいますね。
 まあ、澱に関しても、飲む一週間ほど前から立てて置けば問題解決です。
 ほとんどの保管セラーは、ボトルを寝かせて置くタイプですが、これはより多くのワインを収納する為だと判断した方が良いでしょう。
 そんな訳ですので、ボトルの置き方はどちらでも問題ありません。また、収納量を考えないならば、パニエのように斜めに寝かせる(澱が一角に集中する)のが理想的ではないでしょうか。