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ワインというと、どうしても保存だとか温度と言った要素に注目されがちです。
保存には何度が適切か、というような議論は各所でされていますので、ここでは割愛させて頂きましょう。
一般的には、5度以上、20度以下(この範囲を超えると、ワインの成分が壊される可能性が上がります)というのが定説です。
しかし、その温度には随分な開きがあります。適温と言われる温度さえ、12〜15度と諸説あり、どれを信じて良いのやらわかりません。
無論、たかが1度や2度違ったからと言って、保存に大きく影響するかどうかは不明です。ただ、ワインを保存する期間は長ければ数十年。1度の違いでも大きな差違を生みそうです。
何度が適温であるか、という答には到達出来そうにありませんが、ここからでも分かる事があります。
温度が低ければ低いほどより安全に、ただし、熟成は遅く。そして、温度が高ければ高いほど熟成は早く、そして安全性が損なわれていきます。
ワイン・セラーの温度設定をどちらに振るかはあなた次第ですね。