ワインを管理する

ワインには、時間と共に旨味が増す「熟成」があります。この熟成のピークにさえ出会えれば、ほとんどのワインは値段に関係なく、素晴らしい味を提供してくれることでしょう。 しかし残念な事に、ほとんどの、それも9割以上のワインはこの熟成のピークを迎え…

ワインというと、どうしても保存だとか温度と言った要素に注目されがちです。 保存には何度が適切か、というような議論は各所でされていますので、ここでは割愛させて頂きましょう。 一般的には、5度以上、20度以下(この範囲を超えると、ワインの成分が…

ワインを保存する際、そのボトルの置き方が時折論議されます。 ひとつは、立てて置く方法。ふたつめが寝かせておく方法。 どちらが正しいのか、両方の言い分を聞いてみましょう。 立てて置く派は、澱が下に蓄積され、ワインが澄むというメリット。寝かせて置…

ワインをはじめ、お酒の多くには「品質保持期限」がありません。(ビールなどにはありますが) しかし、これはメーカーの補償する期間であり、おいしさ(賞味期限)とは直接結びつかないケースもあります。 ワインの場合は、この賞味期限に雲泥の差があり、…

ワイン用に冷蔵庫を買って、ワインを何年も熟成させるとなると、その保存費用はけっして馬鹿に出来ない金額になってきます。 それも、冷蔵庫代まで計算に入れたら、数十万円という金額に。 では、飲み時の熟成したワインを買う場合と、どちらが安くつくでし…

ワインと日本酒を比較した場合、実は、保存状態に気を付けなければならないのは、日本酒の方である事は、以前に申し上げました。 しかし、これが一概に正しいかと言うとそうでもありません。 それと言うのも、日本酒は原則的に、「何年もの時間を掛けて熟成…

ワインを保存しておく場所がない、という声をよく聞きます。 とにかく熱に弱いワインですから、冷暗所。かと言ってマイナスになってしまうような冷たい場所もダメ。 ですから、年中、低温で気温が変化しない場所を探さないといけません。 オススメとしては、…

夏という季節、棚などに出しっぱなしのワインはありませんか? ワインは一般的に、乾燥や光、音や振動にも弱いとされています。 しかし、これらの全てよりも、もっと恐ろしいのが熱。 乾燥や光に一日晒したぐらいで、ワインの変質は著しい訳ではありません。…

飲んだワインが美味しかったり、高いワインだったり。珍しいワインだったりすると、ついついラベルを保存してしまいがち。 中には瓶ごと取っておく人もいますが、かなりの量になったりするので余りオススメ出来ません。ラベルだけでもあっという間に邪魔にな…

日本酒やビールに比べるとタフとは言え、ワインはデリケートですから、保存には注意が必要です。 低温多湿、暗く、温度差がなく、静かで振動せず、と言う事が最良条件ですが、日本ではワイン蔵を作る事も難しいでしょうから、床下などが一番適しているでしょ…

ワインは、コルク栓を抜いてしまうと、すぐに傷んでしまうと言われます。故に扱いにくい、と言うのが一般的な見解でしょう。 ですが、皮を剥いたリンゴが長持ちしないのは当たり前ですし、牛乳も封を切ったら賞味期限が短くなります。 ですから、食品として…