葡萄の栽培・ワイン造りにおいて、近代化や技術化は大きな意味を持っています。これによって、より良い品質のワインがより多く生産できるようになってと言っても過言ではありません。
 しかし、その一方で、妙にオカルト的なお話も耳に入ってきます。
 月の満ち欠けが葡萄を良くするとか、水晶をブドウ畑にばら撒くとか、どうにも宗教的な行為がなされている様子。
 しかし、よく考えていただければ、月の満ち欠けは、生命に大きな影響を与えている訳ですし、水晶と言うと胡散臭い気もしますが、畑に珪素を撒く事で、畑の水捌けを良くし、光の反射で葡萄の育成を促す(イチゴ畑にアルミホイルを敷くようなものですね)と言えば、実に科学的である事がわかります。
 聞こえてくる言葉尻だけを信用すると誤解を招きそうですが、占いに始まるオカルトも、サイエンスが発祥である事を忘れないでいて欲しいのです。