腐るほどあるワイン用語ですが、外来語も多く、そのまま使うと長すぎて困ってしまうモノも少なくありません。
 今回の用語はまさにそれと言えるでしょう。

 【AOC】 重要度 ★★★★

 エー・オー・シー。何の略かと言いますと、アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ。直訳すると、原産地統制呼称法。平たく言えば、ワインの身元を示すためにある、フランスの法律です。
 簡単に言えば、どの国の、どの地方の、どの土地の、どの村の、どの畑の、どの農家が作ったワインであるか、という証明書。
 またAOCと呼ぶだけでなく、ACとか、アペラシオンと呼ぶこともあります。
 また他国にもDOCやDOといった同様の法律もあり、混乱を極めますが、とりあえずは中でも重要度の高いAOCがどう言った意味を持つかだけを知っていただければ幸いです。