知っておくべきワイン用語・シーフ

知っておくべきワイン用語・シーフ

 ワイン用語は山ほどあり、まず使う機会のない言葉も少なくありません。むしろワイン以外で使う事の方が多いかも知れない言葉もあったりします。
 今回紹介するのはそれに該当する言葉でしょうか。

 【シーフ】 重要度 ★

 シーフとは英語で泥棒のこと。ワイン用語では何を意味するかと言うと、ワイン樽から、ワイン熟成具合を調べるためのワイン用スポイトの名称。醸造家以外では、ワイナリーにでも行かなければ触る事はおろか、見る事さえないかも知れません。
 酒泥棒とは洒落たネーミングですが、これでは盗み飲みの為の道具か、味見用かわかりませんね。
 ちなみに筆者はファンタジービデオゲームに登場する「盗賊」の名称としての「シーフ」ぐらいにしかこの単語は使った事がありません。

知っておくべきワイン用語・サーベル

 ワイン用語や道具はたくさんありますが、意外にも実際に使う事の少ない物もあります。タストヴァンと呼ばれる銀皿などは、本来の毒見(銀が反応して変色する)という役割がほとんど失われ、ソムリエのシンボルとなりつつある、など。その代表格とも言えるのが、今回のお題。

 【サーベル】 重要度 ★★

 お祝いの席などで、シャンパンを開ける際に、サーベルで瓶の口を切り落とす事があります。なかなかに派手で素晴らしいパフォーマンスなのですが、いかんせん狭いこの日本。広いホテルや庭付きのレストランなどの限られた場所でしかお目に掛かることが出来ません。
 ガラスの瓶を剣で切り落とす、と言うと秘伝の技のようですが、「思い切りを良く」「剣を瓶に滑らせるように」やれば重みで接着部が勝手に切れますから意外に簡単。練習は、ビール瓶と包丁の背でも可能です。ただし、銃刀法違反が厳しいこの日本ですから、練習するにも人目に注意を。