知っておくべきワイン用語・クローン

 クローンと言うと筆者にとってはSF的で、ともすれば夢のまた夢のイメージがあります。しかし、技術は進歩するもので、近年は現実の世界でも羊のクローンなどが作られているそうです。

 【クローン】 重要度 ★★★★★

 しかし、クローン技術という言葉が普及するよりも遥か昔から、植物のクローンは生産されていました。葡萄や薔薇がそうですし、日本では柿が有名ですね。
 困った事に、これらの植物は「Aの種を植えたのに、Bの実がなる」という特殊な植物です。つまり、甘柿と渋柿で知られる「接木」こそがクローン技術そのもの。
 この、クローンのお話は非常に面白く、書くべき事もたくさんあるのですが、今回はとりあえず「クローン」と言ってもSF的な話ではない事だけ頭にとどめておいてください。


知っておくべきワイン用語・キュヴェ

 普段使っているのに、「それってどういう意味?」と聞かれると困ってしまう言葉はありませんか? 筆者の場合、知り合いの外国人に「わざわざありがとう、の”わざわざ”ってどういう意味ですか?」と聞かれ返答に困った事があります。(ちなみに、「優先順位が下のもの・行為を先にすること」でしょうか)

 【キュヴェ】 重要度 ★★★

 ワインでは「キュヴェ」という言葉が困ったポジションと言えるでしょう。よくワインの名前に「キュヴェ・○○○」という様に付けられています。
 直訳すると「発酵した」 言葉としては「特別なロット」「特別発酵」というような意味になりますが、色んなワインにこの言葉が付けられてしまっているため、あまり意味がありません。
 「あまり意味がありません」と答えるのも不粋ですし、本当に困った言葉です。