知っておくべきワイン用語・ヴィティス
物事を深く調べていくと、いずれ専門的な事柄になっていきます。学名などは一般的に知れ渡ることはありませんが、世界共通であるという点は便利なのかも知れません。
学名は、生物に付けられるものですから、もちろん葡萄にもあります。
【ヴィティス】 重要度 ★★
ヴィティスは葡萄の学名(の一部)で、ワインに使われるのは、そのほとんどがヴィティス・ヴィニフェラというヨーロッパ種。綴りの頭がvin(フランス語でワイン)と覚えればわかりやすいでしょう。
また、食用などにも使われるアメリカ種のヴィティス・ラブルスカ。病気に強く、接木の台木として使用されるヴィティス・ルペストリス。アジアの山葡萄種ヴィティス・アムレンシスなどもあります。
しかし、これらの名前がワインのラベルに表記される事は皆無と言えるレベルですので、「ヴィティス」という言葉が葡萄の原種を示しているぐらいに覚えておくといいでしょう。
知っておくべきワイン用語・ポリフェノール
「赤ワインにはポリフェノールが多く含まれているから健康に良いんだ!」的な発言を聞いた事があると思います。
しかし、「で、ポリフェノールって何?」と返すとその答えがなかったりするのが現実。
【ポリフェノール】 重要度 ★★★★
ポリフェノールとは、沢山のフェノール性ヒドロキシ基という意味で、植物の色素や苦味の成分。「ポリ」が「沢山の」を意味するだけあって、ポリフェノールには色々あります。
代表的なもので、アントシアニン、イソフラボン、カテキン、タンニン、ルチンなど、その効用も様々。何だか健康食品の売り文句でよく見かける名前ですね。
専門家ではありませんので、赤ワインやポリフェノールが健康に良いのかどうかはわかりませんが、酒にしろ栄養素にしろ何にしろ、摂り過ぎには注意した方が良さそうです。