知っておくべきワイン用語・テーブルワイン

 月並みですが「世の中を二つに分けると、AとBに分類される」という言葉があります。これらの中には「当然だろう」と言うものから、「なるほど」と感心するものまで種別はさまざま。
 これをワインにしてみると何と何に分けられるでしょう。「赤」と「白」でしょうか。しかし、これには「ロゼ」の存在があります。個人的に分けるとしたら、この二つです。
 それは「日常消費ワイン」と「非日常ワイン」です。

 【テーブルワイン】 重要度 ★★★

 テーブルワインとは、日常的に消費されるワインを意味し、価格も当然ながら手頃なもの。フランスではヴァン・ド・ターブル、イタリアではヴィーノ・ダ・ターヴォラ、ドイツではターフェルヴァインなどと呼ばれます。
 無論、消費者の収入や興味の度合いによってテーブルワインのランクに差は出てきますので、分類としては、日常的に飲めるものと、何らかの「きっかけ」をもって、より「期待」を込めて飲むワインを「非日常」に分けるとわかりやすいかも知れません。



 知っておくべきワイン用語・シャンブレ

 料理において「アツアツの〜」とか「冷た〜い」なんてセールス文句は常套手段ですが、冷静に判断すると、それぞれの料理には「適温」があります。一瞬で舌を火傷する熱さ、味や香りを感じないほどの冷たさは問題外。
 では、ワインにおける適温とはどんなものでしょう。

 【シャンブレ】 重要度 ★

 シャンブレとは、部屋を意味するフランス語「シャンブル」から来た言葉で、セラーで冷えすぎたワインを室温にならすこと。しかし、これはエアコンのない時代の言葉で、現在における冬の暖房や夏の冷房が効いた部屋で適温とは言えません。
では、何度が適しているのかと言われると、これもまたワインの種類によるとしか言えません。
 香りが立たないな、と思えば少し待って温める。味がぼやけたな、と思ったら少し冷蔵庫にしまってあげるなど、自分にワインとっての適温を探してみる事が近道かも知れません。