ワインと煙草の関係は、非常に難しい問題です。
 確かに、優先順位をワインに置くと、煙草は御法度です。科学的に見て、明らかに味覚、嗅覚を害するからです。
 ただし、実際に煙草を吸うグルメ、果てはソムリエや料理人も、山ほどいますし、彼らが能力的に劣っている訳でもありません。
 ですから、煙草=駄目と言う考えだけはあきからに間違っていると言っていいでしょう。
結論を言ってしまえば、美食を快楽ととらえ、快楽にプライオリティを置くと、煙草は肯定される物であるべきです。
 ワイン至上主義で言えば、禁煙が望ましい訳ですが、誰もそれを他人に押し付ける権利を持ちません。
 お互いが心地良く過ごすため、吸う側の人はモラルとマナーを重視し、吸わない側の人は、寛容と、取り締まりを心掛けましょう。