毎年毎年、ワインは限りなく作られていきます。本年度のワインの評価は如何ほどになるのでしょう。
 さて、ワイン好きの間で、よく話題にされるヴィンテージ(年代)とは、一体どういうモノなのでしょう。
 実はこれは、その年の、その土地の葡萄の出来のアベレージでしかありません。ですから、良い年=美味しいワインでも、悪い年=まずいワインでもありません。
 食材が悪いから、と料理人がまずい料理を出すでしょうか? 良い作り手は、葡萄の出来が悪くても、素晴らしいワインを作ろうと努力しているのです。
 ヴィンテージを記憶する前に、どうか、作り手の情熱を知って欲しいのです。