ワインを評する時に、しばしば、ボディと言う言葉が用いられます。ワイン用語では、ワインの体付き、濃厚さ、コクの深みなどを意味し、主にライトボディ(軽い)・ミディアムボディ・フルボディ(重い)で表されます。
 世間ではフルボディが絶対的に「良い」と言う評価ですが、果たしてそうでしょうか?
 いいえ。女性の体型で言えば、スレンダーかグラマーかの論争と同じです。
 実際の所、ワインの産地や葡萄の品種によって、同じフルボディでも濃厚さには大きな差が生じますし、重厚な分だけフルボディの方が値段は上がりがちですが、重たければ必ずおいしい、というものでもありませんのでご注意下さい。