葡萄は世界中に、約10万品種あると言われ、種をまくと違う品種になったり、枝から別の品種が生えたりと、分化の激しい種です。
 ワインになるのは、主にヨーロッパ系葡萄とされ、食用はアメリカ系葡萄。さらには、接木の台木用葡萄や、どれにも適さない山葡萄など。
 しかし、葡萄を生食する国は少なく、ほとんどが保存食としてアルコール化、もしくはそのための台木にされます。そう言った意味で、葡萄はワインになるべくして生まれた果物だと言えるかも知れません。