フランスなどのワインには格付けと呼ばれる、ランク分けがされており、それによって価格帯が決められている部分が無きにしも非ずです。
 無論、伝統を重んじるのも、ひとつの正しい形ではあります。
 しかし、格付けは変わらずとも、ワイン醸造所の所有者は時と共にうつろい、それに応じて味も変われば、年代・時代も変わり、その価格や価値も変わっています。
 それでも、この格付けへと執拗にこだわり続けるのは、ある意味、滑稽としか言いようがない気がしてなりません。