近頃、オーストラリアやニュージーランドでは、コルク栓を使用しない、スクリューキャップのワインが数多く作られています。
 コルク栓が万能である、という神話の真偽は未だに誰もわかっていません。しかし、オーストラリアやニュージーでは、その一歩先へ進み、スクリューキャップがコルクに何ら劣る所はないと判断。各ワイナリーは順次、コルクからスクリューキャップへと移行しつつあります。
 確かに、日本人が思うような高級感は損なわれるかも知れませんし、保存性において万全かという疑問も残ります。しかし、コルクの木の不足や価格、また、単純な利便性を加味すると、スクリューキャップは、いずれコルクに取って代わる可能性は大。
 あるいは、まだ古臭くコルクを使用している、と言われる時代も遠くないのかも知れません。