ワインの主成分が何であるか、わかる人がほとんどだと思います。勿論のこと、ワインの主成分は葡萄。他にも色々な要素が混じって、初めてワインになりますが、基本はこの葡萄だけ。
 では、製品となったワインを、値段で換算し直した場合、主となるパーセンテージは何でしょうか?
 葡萄代、コルク代、酒瓶代、酒税、輸送費などこれまた色々ありますが、そのほとんどを占めるのは人件費。
 つまり、労働力の値段がワインの値段を決めていると言っても過言ではありません。輸入しているはずのチリ・ワインが安く、輸送費用がないはずの日本のワインが高いのはこれが原因。
 ワインのセパージュ(混合比率)は、葡萄よりも、人の汗なのかも知れませんね。