以前にも書きましたが、ワインが漫画などに紹介される背景には、何らかの形で商社が関わっているケースがあります。
 例えば、ある銘柄は2千円以下という安価で考えると、とてもコストパフォーマンスの高い美味しさ。
 しかし、これがもしも、値上がりを前提として価格設定されていた場合はどうでしょうか?
 2千円以下なのに、味としては3千円クラス。だとしても、漫画などに紹介されると必然的に売れ、品不足が起きます。すると、今度はプレミアが付き、翌年からは小売価格までがつり上げられる。
 すると、至って標準的な価格に落ち着いてしまいますし、下手をすると、お得でも何でもないワインに成り下がってしまいます。
 ですから、こういった形で絶賛されるワインには、色々な背景がある事を知っておいて欲しいのです。