「赤ワインは室温で飲む」などと言いますが、現実は室温で飲んで美味しいワインばかりではありません。
 むしろ、この日本の夏だったりすると、冷やして飲んだ方が美味しいワインの方が多いと言った方が正しいでしょう。
 実質、ヨーロッパでも「酔ってきたから」と言って、冷えた炭酸水を足したり、あるいは氷を放り込んで飲む人も少なくありません。
 これを聞いた日本人の多くは「ワインに対して失礼だ」という感情を持つようですが、高価なワインでこれを試す人は少なく、むしろ、バブル期にロマネ・コンティドン・ペリニョンで割っていた日本人が言えた義理ではないかも知れません。
 何にせよ、暑ければ冷たい飲み物を欲するのは自然な事ですから、無理をせずに冷たい赤ワインの楽しみ方を見つけてみるはいかかでしょうか?