ワインという物をややこしくしてしまう要素の一つに、略語があります。
 ただでさえ意味不明な言葉を略語にされてしまうと、取っ付きにくさは倍増してしまうのも道理。筆者自身は、略語の普及には反対する側なのですが、実のところ、幾つかを例に取ってみると、

RM=レコルタン・マニュプラン(自社畑のブドウを使用)
VV=ヴィエイユ・ヴィーニュ(一定年の樹齢の葡萄)
DRC=ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティロマネ・コンティを作っている会社)
CS=カベルネ・ソーヴィニヨン(葡萄品種の名前)
DOCG=デノミナツィオーネ・ディ・オリジーネ・コントラータ・エ・ガランティータ(イタリアの生産地統制呼称法)

など、略したくもなるような発音と長さと覚えにくさだったりする事が大半です。かと言って、適切な日本語がある訳でもありません。この辺りは、コンピュータ用語と似て、使用する側が慣れるしか方法はないのかも知れませんね。