ワインは果実から作られているものですから、その性質はおのずと似てきます。
 ただ、ワインは同時に保存食でもありますので、似ているとは言え、その時間経過は何十倍にも引き伸ばされます。
 寝かせておけば熟成して美味しくなり、寝かせすぎると腐る。ぶつけたりして傷をつけるとそこから傷みます。
 また、少々乱暴に扱った方が、傷みやすくなる一方で、熟成工程が進む点も同じ。ただし、その過程が目に見える果実と違い、ワインは見た目による変化がわかりにくいので、なるべく丁重に扱うべきですが。
 それから、ワインで言うとコルク栓を抜いた状態=果実の皮を剥いたり切ったりした状態。あっという間に傷んでしまう点も同じですね。