ワインは不安定な飲み物であるため、どうしてもリスクが付きまといます。
 そのリスクを回避する手立てをひとつ挙げると、容量が大きいものを買う事でしょう。
 舌切り雀の逸話がある日本人には馴染めないかも知れませんが、ハーフボトル(半分)よりも、フルボトル、フルボトルよりもマグナムボトル(倍)という訳ですね。つまり、容量が大きいほど、劣化している可能性は低くなります。ただ、あくまでリスク率を下げるだけであり、完全に回避できる訳ではありませんし、大盛りランチと違い、容量が大きくなっても安くなるケースばかりではありません。
 更に付け加えるなら、容量が小さいほど劣化が早い一方、熟成も早く進むという特典が付きます。
 熟成の可能性に賭けるなら、小さいボトルを。安全を選びたいなら大きいボトルを。どちらも一長一短ですね。