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不況・不景気が叫ばれる昨今の日本経済。そんな中、景気回復の光明とも言える「円高」が訪れました。
この円高を手放しに喜んでいいかどうかはわかりませんが、少なくとも、主力商品を海外から輸入する事しか出来ないワインにとって、円高はかなり重要なファクターです。
確かに、円高という言葉がニュースで流れるたびに、数々のワイン屋が「円高還元割引セール」を敢行しているのは事実。
しかし、この円高還元は本当なのでしょうか?
いいえ。結論から言うと真っ赤な嘘です。冷静に考えればわかりますが、安い運賃で輸入するために使用されるのは「船便」ですから、安くなるにしても、少なくとも数ヶ月先の話になります。
また、販売者は多くの「在庫」を抱えている訳ですから、安くなり始めるのは在庫をはいてしまう必要がある。
すなわち、「円高還元セール」などではなく、円高の尻馬に乗っかって、高価な在庫を叩いて売っている、まさに涙のセールなのです。
その努力に免じて、1本いかがですか?