大砲なんてワインには関係ないようにも思われますが、意外にも、かつては葡萄の栽培に関わっていたのです。
 葡萄の新芽が出てくる季節、遅霜が降りると芽が駄目になってしまいます。

 そこで、上の暖かい空気と下の冷たい空気をかきまぜるため、空に向かって空砲を撃ったそうです。日本のスズメおどしとは、ちょっと違いますね。
 現在では、大型のプロペラやストーブ、水撒きなどが主流になり、空砲を使う人はいないそうですが、それが季節を知らせる音だった時代もあったのでしょうね。