ワインを製造する際、そのままだと澱や色々なゴミなどの物質が混入されてしまいます。
 そこで、ワインを濾過する必要が出てくる訳ですが、その方法は様々。
 現在は技術が発達して濾過フィルターを使う事がほとんどですが、かつては、牛の血、牛や豚の脂、小麦粉や卵白、魚の浮き袋などが使用され、現在も使用しているワイナリーは存在します。
 近頃は機械的に濾過をするフィルターが批判され、ノン・フィルターのワインが人気を博したりしていますが、ゴミを濾過をしないのもどうかと思われますし、かと言って魚の浮き袋や牛の血と聞くと敬遠する人も多いでしょう。どちらも一長一短という訳ですね。
 つまるところ、問題は濾過方法でも、濾過の有無でもなく、味を含めた品質と安全性と言う事になってしまうのでしょうか。