ロゼ・ワインと言うと、とかくワイン愛好者の中では軽んじられがちです。
 確かに、白ワインのような軽快さには欠けますし、赤ワインのような深みには及びません。重宝されるロゼ・シャンパンを除くと、もっぱら色を楽しむものとされてしまい、味は軽視されています。
 ちなみに、ロゼ・ワインの産地は乾燥した空気で暑すぎない土地が多い。つまり、日本の湿気からすると、ある意味では、最も適さないワインなのかも知れません。
 赤ワイン好きにも白ワイン好きにも好まれる事の少ないロゼ・ワインですが、色でも温度・湿度でもぴったりなこの時期、花見のお供にいかがでしょうか?