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　料理とワインの相性、という言葉をよく耳にします。それほどに、ワインと料理には密接な関係があるという事でしょう。しかし、まったく逆の見方も出来ます。
　つまり、「料理とワインが合わせにくい」からこその言葉と捉える事も出来ます。
　合う・合わないにも個人の好み・尺度はありますが、大雑把に見て、「抜群の相性」「併せて飲むとおいしい」「あまり影響しない」「あまり美味しくない」「とても相性が悪い」程度の段階でしょうか。
　実際、ビールや日本酒に比べると、「とても相性が悪い料理」の数はワインが断然トップ。
　だからこそ、「料理との相性」が声高に唱えられるのかも知れませんし、また、その中から抜群の相性を持つ料理を探す事が楽しみのひとつであると言えるでしょう。
　ですが、まずは「とにかく相性が悪い料理」を避けていく事から始めてみてはいかがでしょうか。
　個人的な意見ですが、日本酒には素晴らしいはずのイカの塩辛などが、赤ワインには最悪の一品としてわかりやすい例だと思います。