専門用語の中には、普通に言えばいいのに、何故かわざわざ難しい表現をするケースがあったりします。例えば、サッカー選手の「体格が良い」ことを、「フィジカル面に優れている」なんて言うのがそれに相当するでしょうか。今回のワイン用語はその類。

 【ビオディナミ】 重要度 ★★★★

 「ビオディナミ」なんて書くとそれっぽい響きですが、平たく言えば「バイオ・ダイナミックス」 つまりは有機栽培・農法の事ですね。
 略称は「ビオ」が一般的でしょうか。個人的には「有機栽培」でいいような気もしますが、それっぽい響きと、おそらく最短の「ビオ」という呼び方で使いやすいのかも知れません。「バイオ」でもいいような気もしますが、バイオだとバイオテクノロジーで別の意味に捉えられてしまうかも知れません。
 有機栽培と書けばわかるとは思いますが、低農薬、あるいは無農薬を主とし、ケミカルに頼らない農法を意味します。この農法に対する賛否はありますが、それはまた別の機会に書く事にしましょう。