色んな専門用語の中で、ややこしいのは二つ以上の意味を持つもの。言葉の意味さえわかっていれば、そう混乱する事もありません。そんな今回の言葉はコレ。

 【バリック】 重要度 ★★★★★

 ずばり、そのままワイン用の熟成樽の事です。正確には200リットルほどの小樽の事ですが「樽」と覚えておいて問題ないでしょう。
 ここで問題なのは、概ねワインの会話の最中に使われる「バリック」という言葉は別の意味を持っている事です。
 味わいを深くするため、ワインにつけられる樽の香り。この事も「バリック」または「バリック香」と言い、樽の香りが顕著なものを「バリックが効いている」などと評します。
 とりあえずは、樽や樽の香りをバリックと呼ぶ事を憶えておくといいかも知れません。