ワインと言えば、やはりフランスのイメージが強いようです。そのためでしょうか。ワイン用語にはフランス語が多く使われており、英語に言い換えるとカッコ悪く思われがちです。今回の言葉がそれでしょうか。

 【デキャンタ】 重要度 ★★★★

 聞いた事がある方も多いと思います。ワインの澱を除去するため、また、若いワインを花開かせるために使用されるガラスのワイン容器です。
 別名はカラフェですが、こちらは正確には水差しを意味します。つまり、英語で言うとピッチャー。ビールだと違和感がないのに、ワインでピッチャーと言うとどうにも安っぽい気がするのは筆者だけでしょうか。
 発泡性ワインを除き、ほとんどのワインは赤・白を問わず、熟成が進まないうちに出荷されますし、古いワインは澱を取り除く必要があります。乱暴な言い方になりますが、大概のワインはデキャンタした方がいい事になる訳ですね。
 ただ、このデキャンタを洗って乾かす事がとても面倒なため、わかっていても実行する人は少ないところが難点です。