ワインの扱い

職業上、ワインについての質問を受ける機会が多いのですが、その中でも、トップクラスに多い質問はこれです。 「抜栓したワインは、どれぐらい保つのか?」 ハッキリ言って、答えは非常に難しくなります。理由は、ワインの種類によって、耐久力が違うからに…

近年、インターネットの普及により、個人オークションの売買が目立つようになりました。 競売にかけられる商品の中には、もちろんのこと、ワインもあります。 中には、驚くような安値で出品されるワインもあり、掘り出し物が見つかることも。 しかし、その落…

去年まで安くで買えたワインが、気付いたら数倍の値段に。なんて事はよくある話です。 裏を返せば、ブレイクするワインを上手に察知できれば、投機の対象としても考えられる。しかも昨今は投機を主目的とした販売戦略を展開したりするので、それこそ1年で値…

ワインを数多く扱っていると、どうしても、そのボトルを落下させて割ってしまう、なんて不慮の事故に遭遇します。 やはり人間のする事ですから、ケアレスミスは避けられないのでしょう。 不思議と、一番飲みたかったワインから割ってしまったりするものです…

とかく、「通」という人種は嫌われがち。中でも顕著なのがジャズ通、クラシック通、ワイン通。 知識や所持アイテムの顕示欲が大きな原因と言えますが、音楽に比べるとワイン通には嫌われないための抜け道があります。 「好かれるワイン通」になる、簡単で確…

ご存知の通り、赤ワインの色素は異常に強く、衣服なんかに飛び散ったら、それこそ一巻の終わり。 いっその事、ワインで染めてしまう事をお薦めするぐらいです。 しかし、実の所厄介なのは、一見しただけでは無事そうに見える白ワインの色素。 透明度が高いた…

お客様によく尋ねられる質問に、「コルクの上手な抜き方はどうすればいいか」というものがあります。 本当に大したコツはないので、数を熟して慣れるしかない、と芸のない答えしか出ません。 昨今は色々と便利なワイン・オープナーがありますので、そちらを…

「ワインと豆腐には旅をさせるな」という台詞で始まった料理漫画がありましたが、その言葉通り、ワインに旅をさせてはいけません。 なるべく安静な場所で寝かせ、極力動かさないでいてあげる事が、ワインの劣化を防ぎ、熟成を促します。 ですが、外国のワイ…