さて、六月と言えば梅雨。梅雨だと出掛ける気力も損なわれて、家で飲む方も増えるのではないでしょうか。 そんな六月ですが、一方ではジューン・ブライドなんて言葉もあり、結婚式が増える月でもあるそうです。今回は結婚にちなんだワイン用語を紹介したいと…

ワイン用語は、ワインが盛んな国である分、どうしてもフランス語が多くなります。一口にフランス語と言うと憶えにくい気がしますが、中には英語に近い単語もあり、その意味を把握しやすいものも。今回の単語もそれに分類されるでしょうか。 【ネゴシアン】 …

数ある専門用語の中でも、他分野にいる人からすれば同じ意味にしか聞こえないモノも少なくありません。 今回紹介する「ドメーヌ」も、前回紹介した「シャトー」と似ているようでチョット違います。 【ドメーヌ】 重要度 ★★★★★ 前回のシャトーが「城」で「生…

直訳しても意味が通じなくもない。しかし、専門用語的には少し違う意味を持つ。色々な専門用語の中にはそんな言葉が少なくありません。 【シャトー】 重要度 ★★★★★ 直訳すると「城」で、ワイン用語としては「醸造所」を意味します。 そもそもワインを作って…

専門用語の中には、普通に言えばいいのに、何故かわざわざ難しい表現をするケースがあったりします。例えば、サッカー選手の「体格が良い」ことを、「フィジカル面に優れている」なんて言うのがそれに相当するでしょうか。今回のワイン用語はその類。 【ビオ…

色んな専門用語の中で、ややこしいのは二つ以上の意味を持つもの。言葉の意味さえわかっていれば、そう混乱する事もありません。そんな今回の言葉はコレ。 【バリック】 重要度 ★★★★★ ずばり、そのままワイン用の熟成樽の事です。正確には200リットルほど…

ただでさえややこしい専門用語。その中でもややこしいのが、二つ以上の意味を持つケースです。 今回の場合はそれに該当するでしょうか。 【ヴィンテージ】 重要度 ★★★★★ 車やギター、ジーンズなどにも使われるこの言葉。語源は「葡萄を収穫する」ことから来…

専門用語の中には、一般的な用語と重複するケースが少なくありません。前回の「ボディ」もそうですが、一般的な意味で捉えると、話が通じない場合があるので注意が必要です。 【マグナム】 重要度 ★★★ 通常、「マグナム」と聞くと鉄砲の事を思い浮かべる人が…

一般名詞として使われる言葉に、専門用語としての別の意味がある事を知らないと、聞こえてくる会話が不可解なものになったりします。 今回の言葉はそういった類でしょうか。 【ボディ】 重要度 ★★★★★ ワインの性質を表す言葉で、単純に説明すると軽口をライ…

ワインを入れる器と言えば、やはりワイン・グラス。ワイン・グラスはそれこそ、メーカーにも種類にも数多くの物があります。今回紹介するのはその中の王道ブランド。 【リーデル】 重要度 ★★★★★ オーストリアの有名ガラス製品メーカーで、ワイン・グラスの名…

専門用語で困るのは、Aとも言うし、Bとも言うなど、複数の言葉で表現されるケースです。初心者は同じ意味なのか違う意味なのかを考えるだけで混同してしまい、話についていけなくなりがち。今回はそんな言葉です。 【スワリング】 重要度 ★★★★ スワリング…

人それぞれ、素晴らしいワイン、美味しいと思うワインは違うことでしょう。しかし「世界中の人間が認めるワイン」となると、答えはおのずと決まってきます。今回はそんな用語。 【DRC】 重要度 ★★★★★ DRCと言うと健康食品やエンジンに似た名前がありま…

腐るほどあるワイン用語ですが、外来語も多く、そのまま使うと長すぎて困ってしまうモノも少なくありません。 今回の用語はまさにそれと言えるでしょう。 【AOC】 重要度 ★★★★ エー・オー・シー。何の略かと言いますと、アペラシオン・ドリジーヌ・コント…

ここのところ、ワイン用語と言いながら葡萄品種の紹介が続いていましたので、今回は違うものを。 【エチケット】 重要度★★★★ エチケットとは言いますが、礼儀作法のエチケットの意味ではなく、ワイン用語ではボトルに張られているラベルを意味します。 そも…

覚えるべき単語で困るのは、複数の呼び名があったり、国ごとに名前が違ったり、外来語であるため、呼称に微妙な違いがあったりするケースです。 今回のケースは最後でしょうか。 【ガメイ】 重要度★★★ ガメイ、またはガメと呼ばれるのは、葡萄品種のひとつで…

ワイン用語は数多くありますが、ある程度まで覚えると、応用が効くものもあります。 以前紹介した、ノワール(黒)、ブラン(白)等がそれにあたり、葡萄品種の黒葡萄版、白葡萄版を一度に記憶する事が出来ます。 そんな中で紛らわしいのが今回の言葉。 【カ…

名前は知られているけれど、意外に使用頻度が少ない。そんな用語もあるので、重要度の星をいくつにするか迷ってしまいます。 そんな今回のワイン用語は、ピノ・ブラン。 【ピノ・ブラン】 重要度 ★★★ 今までに紹介してきた用語の組み合わせからなる名前です…

この、知っておくべきワイン用語には、一応の基準として、重要度を★5段階で記してあります。「知っておくべき」と言うからには、本来は重要度が4か5であるべきなのですが、今回は初めての2の登場です。 【ピノ・ムニエ】 重要度 ★★ 前回紹介した、シャン…

【シャンパーニュ】 重要度 ★★★★★ シャンパン、ひとむかし前だと、シャンペンと呼ばれていました。 発泡ワインの代名詞とも言えるシャンパン。CHAMPAGNEを仏語読みすると、シャンパーニュです。 正確には、発泡ワインの名前ではなく、その生産地の…

コンピュータ用語と同じく、用語の説明をするために、更なる用語を重ねていかざるを得ないほどに面倒なワイン用語。ここでは、それを可能な限り簡単に説明していこうと思います。 【リースリング】 重要度 ★★★ 白ワイン用の葡萄品種で、主な原産国はドイツ。…

カタカナ、横文字、専門用語。さっぱりわからない上に多すぎる。だからと言って今更聞けないワイン用語の数々を、しらみつぶしに、可能な限りわかりやすく解説していきたいと思います。 【ソーヴィニヨン・ブラン】 重要度 ★★★★ 白ワイン用の葡萄品種で、代…

カタカナが多すぎて、何を言っているのかさっぱりわからないと言われるワイン用語。 今回もその解説を、可能な限り砕き、砕きすぎだと言うぐらいにわかりやすく説明していきたいと思います。 【シャルドネ】 重要度 ★★★★★ 世界で、おそらく最も認知されてい…

ワインに限りませんが、一定以上の語数を持つ専門用語は、専門用語の解説のために専門用語が使用されてしまうため、とにかく近寄りがたい雰囲気を醸し出します。 しかし、どんな道程も一歩から始めるしかありません。使用頻度と重要性の高いものから、コツコ…

知っておくべきワイン用語・ブルゴーニュ

専用の辞書が10センチほどの厚さになるほど、あまりにも多すぎるワイン用語ですが、それなりの会話をするために必要な「知っておくべき用語」は、その1/10以下だろうと思われます。 ここでは、さらにそれを厳選して、1/100以下で解説・要約しまし…

あまりにも多すぎるワイン用語ですが、膨大すぎるために、もはや何が重要で、何が一般的に通じるのか、その判別がつく人は少ないでしょう。 そんな訳で、「それぐらいは知ってるよ」という声が聞こえても関係ナシに、とにかく「よく使われるワイン用語」を解…

ワインの話はさっぱりわからない、と言う人は多いと思います。どうにも高すぎるワインの敷居。そのひとつの原因は専門用語の多さでしょう。 その中でも重要度の高いものからひとつずつ解説していきたいと思います。 【ピノ・ノワール】 重要度★★★★★ 前回のカ…

ワイン好きと話していると、否応なしにワイン用語を使わざるを得ません。 個人的には、専門用語は極力使わないようにしたいと思っていますが、ワインにはそもそも醸造学というものも絡んできますし、対応する日本語がない場合も少なくありません。 そこで、…

味(甘み、酸味、苦味など)、香り、色、ブランド、値段と、ワインを構成する要素は色々ありますが、個人的に重要視するのは、それらのバランスです。 小さくても大きくても、そのダイヤグラムが整っていれば、けっして悪いワインではないと言う事でしょう。…

ワインには、時間と共に旨味が増す「熟成」があります。この熟成のピークにさえ出会えれば、ほとんどのワインは値段に関係なく、素晴らしい味を提供してくれることでしょう。 しかし残念な事に、ほとんどの、それも9割以上のワインはこの熟成のピークを迎え…

カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、ソーヴィニヨン・ブラン、とカタカナを並べてみましたが、ワインに明るくない人には、何の事だかさっぱりわからないと思います。 上記の3つは全てワイン用の葡萄品種なのですが、英語と違いますから、意味も不…